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Y7-2

Author:Y7-2
札幌市にある円山動物園のシンリンオオカミたちの様子の写真をメインに、主にオオカミについて書いています。
「オオカミってこんな表情もするんだ」と思ってもらえるような記事をあげていきたいと思っています。

※写真や文章の無断転載・使用はご遠慮ください


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2009.12.18    カテゴリ:  その他もろもろ 

   調べものの結果

オオカミの目に対するカメラのフラッシュ(ストロボ)の影響についての加筆です。

調べた結果。

① 視細胞(杆状体細胞と錐状体細胞の総称)は強い光を長時間浴びると寿命が短くなるらしい。
② (フラッシュ撮影による動物の目への悪影響の直接的な例はネット上では見つからない。)
③ (光による網膜への影響としては「光毒性網膜症」という名称が存在する。)
④ 「キセノンアーク」のフラッシュライトは目への悪影響が起こると明言されている文がある。
⑤ 光の持つ波長によっては、目への悪影響(細胞の損傷)が起こる。
⑥ カメラのフラッシュには、目への悪影響が予想される部分の波長も含まれている。
⑦ ヒトの赤ちゃんに対してフラッシュを焚く行為については、2つの説が対立している。
   ・間近で焚いても悪影響はない。
   ・目にフラッシュの光が入ると紫外線障害を起こす恐れがある。
⑧ 多くの哺乳類は、暗い中では瞳孔を開く(=タペタムに光を当てる)ことで、光を増幅して取り込んでいる。


以上のことから、素人考えとして:

瞳孔が開いているところへ、フラッシュなどに含まれる波長の短い光が入り込むと、
その多くが直接網膜まで届いてしまい、細胞レベルでの影響が予想されるのではないでしょうか。

目という器官においては、強い光を取り込む時間が長ければ長いほど悪影響が起こる危険性は増すようです。
しかし、短時間ならどうなのか?という点についてはちょっとわからなかったのですが、
レーザーなどの集合率の高い光では、照射時間に関係なく影響が考えられるようでした。

また、ヒトと他の哺乳類では、光を取り込む目の機能が異なります。
ヒトと一部の種を除いた哺乳類の目では、暗い中ではタペタムによって増幅された光が取り込まれます。

従って、周囲が暗く、動物の瞳孔が開いている状況において、
フラッシュのような閃光を直接浴びることは、
仮にヒトでは安全と言われているような光量でも危険性が高まるとも考えられます。


……インターネットのみの情報収集+自分の知識ではここまでが限界でした。

しかし、ネット上には乗せられていませんが、
どうやら光による動物への影響については、動物実験の分野に事例がありそうです(⑨)
機会があればさらに調べていってみようと思います。

以下の追記には①~⑨のそれぞれの情報について
参考にしたサイトやページのうちの一部から、各情報の引用と出典を載せています。

相変わらずものすごく長いです…
「動物に向けたフラッシュは止めてほしい」という感情がまず最初にあって、
その感情を元に検索して回ったので、情報に偏りがあるかもしれません。

お気づきの点はご指摘よろしくお願いします!




①視細胞(杆状体細胞と錐状体細胞の総称)は強い光を長時間浴びると寿命が短くなるらしい。

ヒトの「網膜色素変性症」の説明中に、
「視細胞は強い光を長時間受けると寿命が短くなることが動物実験で確認されています。」
という文章が多用されていました。

が、何の資料から出典しているのかが書かれていないのでこの先へは進めませんでした。




②フラッシュ撮影による動物の目への悪影響の直接的な例はネット上では見つからない。

ヒトにおけるアニメのフラッシュ効果による視覚を通した脳への影響例や、
車のライトを見つめていて起こった網膜への影響
ゲームをしていての失明などの例は見つかるのですが……

そしてときどき、「暗い中で目の間近でフラッシュを焚いたら数分間何も見えなくなった」や
「激痛があった」など、個人の体験談らしいものも見つかるのですが、
情報としてはちょっとなぁ……という状態のもの(掲示板への書き込みなど)なので除外。




③光による網膜への影響としては「光毒性網膜症」という名称が存在する。

強い光は毒性を持ち、それに対して感受性がある個体があるようです。

しかし、「光毒性網膜症」「光中毒性網膜症」などの言葉は見つかるのですが、
インターネットだけでは症例まで辿りつけないようです。




④「キセノンアーク」のフラッシュライトは目への悪影響が起こると明言されている文がある。

太陽光による目への影響の情報を探していた時に見つけたものです。

国際非電離放射線防護委員会による
「広帯域の非コヒーレント光学放射(0.38umから3um)に対する暴露限界のガイドライン」
 ※天文教育普及研究会HP→「日食情報ページ」におかれています。

引用文:
「明るい光源を見たことによって網膜に生じる主たる損傷は光網膜炎であり、たとえば太陽を見つめることによって生じる、暗点を伴った日光網膜炎がそれにあたる。日光網膜炎は、以前は「日食による失明」と呼ばれており、「網膜の熱的損傷」と関係しているとされていた。
近年、光網膜症は可視光の中で波長が短い光、すなわち紫色や青色光に網膜がさらされることによって生じる光化学的な反応の結果であることが明らかになって来た。そして、現在では光網膜症は「青色光による網膜の損傷」と呼ばれている。
キセノンアークのフラッシュランプや、原子力光、あるいはレーザーのような極めて高い輝度をもつ光源だけが、網膜に熱による損傷を生じさせる

この文章を受けて、「キセノンアークのフラッシュランプって何?」と検索をかけました。

カメラに詳しい方なら言わずともお分かりかもしれませんが、撮影用の発光装置のことだそうです。
Wikipediaに「エレクトロニックフラッシュ」と「キセノンランプ」の説明がありました。

ただし一般的に使われる、カメラに内蔵された形のストロボであれば
光量の少ない「アーク放電しない」タイプのようです。
動物園でプロ用のストロボ装置を使ってまで明るさを求めている人を見たことはありませんが…




⑤光の持つ波長によっては、目への悪影響(細胞の損傷)が起こる。

フラッシュランプによる影響の詳しい文章は見つからなかったので、
④で同列に扱われていたレーザーの場合はどのような影響があるのかを探してみました。

すると、光の持つ波長によって目への影響が異なることが分かりました。

 ※iPG PHOTONICSのHP→企業情報→サービス→「レーザーの安全性

引用文:
「目に対する危険
レーザー光に曝されると目を損傷することがあります。レーザーの波長や強度によって、目への損傷が異なることがあります。:

 ・可視光(400nmないし700nm) および近赤外光(IR-A, 700nmないし1400nm)は目を通過することができるため、網膜や視神経と目の中心部に回復不能な損傷を引き起こすことがあります
人間の目は、通常、400nmないし700nm(紫から赤まで)の波長域の光を分解することができます。残念なことに、1400nm以上の波長も目を通過して、網膜や視神経に重大な損傷を与えることがあります。

 ・近赤外以外の波長の不可視光線は、目の外側部分に損傷を与えます。 紫外線(180nmないし400nm)は水晶体や角膜の損傷を引き起こします。 中赤外線(IR-B、1400nmないし3000nm) は、表面を通過して白内障を引き起こす可能性があります。遠赤外線(IR-C、3000nmないし1mm)は目の外面や角膜の損傷を起こすことがあります。

 ・さらに、さまざまな角度で反射する二次ビームの存在を忘れてはなりません。 二次ビームは作業面や作業面の近くに存在します。 これは、メインビームがさまざまな面で反射された正反射です。二次ビームの強度はレーザーから放出される総出力よりも弱いものの、目に損傷を与えるほど強く発生することがあります。」




⑥カメラのフラッシュには、目への悪影響が予想される部分の波長も含まれている。

カメラのフラッシュ光の波長について調べてみると、
メーカーによっては200nm~2000nmの波長をもつものもあるようでした。

コメット株式会社のHPhttp://www.comet-net.co.jp/
産業機器部→絵の中のCOMETの会社をクリック→「コメットの持つ光の技術」に
可視光部分に対応した撮影用ストロボの記述があります。

こうした光はもちろん太陽光などにも含まれるはずなので、日常的に浴びているものだと思います。

ただ、フラッシュのような閃光だと、虹彩や瞬きの働きによって防がれずに、直に網膜まで届いてしまうので、
「失明の可能性がある」と言われているのかなぁとも思いました。




⑧ヒトの赤ちゃんに対してフラッシュを焚く行為については、2つの説が対立している。

動物に対しての影響については公な言及は見つけられませんでしたが、
ヒトの赤ちゃんについてはいくつか事例がありました。
しかし、情報が錯綜しているようです。

yomiDr.HP」→医療相談室→目→「誕生間もない孫にストロボ光」という記事をまず見つけました。

引用文:
「ご心配されているお気持ち、お察しします。しかし、日常的な写真撮影に用いるストロボ光で、赤ちゃんの視力に影響が出ることはなく、もちろん失明の原因にはなりません。
 光による視力障害が起こる恐れがあるのは、ストロボ光よりもはるかに強い光を、もっと長くあびた場合です。太陽光を直接7秒以上見た時や、コピー機の光を4時間以上連続であびた時などです。これらは、普通ではありえない状況です。
 生後2日目のお孫さんが、あまり目を開けなかったということですが、心配ないと思います。新生児は、目がよく見えていません。視力は次第に発達していき、生後3か月ぐらいで動く物を目で追う「追視」をするようになります」

これに対して、Wikipedia「エレクトロニックフラッシュ」の記事内では、
「生後1~2週間程どまでの新生児は網膜が安定しておらず、フラッシュ光を直視すると紫外線障害を起こす恐れがあるため、撮影にはフラッシュ使用を避けるべきである。」
という正反対の記述も見つけました。

どっちが正しいのか判断はできませんが、
「自分は眼科医」と名乗られている方のネット上の発言では
「フラッシュによる失明の危険性は少ない」というのが多数派のようです。




⑧多くの哺乳類は、暗い中では瞳孔を開く(=タペタムに光を当てる)ことで、光を増幅して取り込んでいる。

体の構造を考える場合、ヒトと他の哺乳類を一緒に考えるわけにはいかない部分は多いです。
目の構造でも、ヒトと他の哺乳類では大きく異なる部分があります。

オオカミを含め、多くの(主に夜行性の)哺乳類にはタペタムと呼ばれる構造があることが有名です。
(反対にこの構造を持たないことで有名なのがヒト、サル、トリ、ブタです。)


正村 和彦 2008年 『瞳孔の生物学と神経学』 弘前大学出版会

引用文①「暗所での少ない光が角膜と水晶体によって集光され、これが網膜の後の反射板で反射されて光る。反射される光は直接網膜に達した少ない光を補っていると考えられている」

引用文②「この反射板は網膜の後にあるため、光がこの反射板に達するためには、これより前にある網膜の色素上皮層がじゃまになる。このため、タペタムと視細胞の間にある色素上皮層にはメラニン色素が少ない、あるいは色素細胞がタペタムに対して遮光カーテンのように振舞うことも知られている。明所では黒褐色の色素が広がってタペタムを被い、暗所では色素が凝集して光がタペタムに達して反射されるようにしている」


別の記事にもときどき書いているのですが、
オオカミたちはごはんのときには、興奮しているのと、対象に集中しているのとで、瞳孔が開き気味になっています。

その状態で目の近くでフラッシュが焚かれて光が目に入った場合
引用文のようなタペタムの機能が仇になることも考えられるのではないでしょうか。




⑨光の作用に対する動物実験の事例をうかがわせるもの。

ILAR動物実験に関する指針 GUIDE FOR THE CARE AND USE OF LABORATORY ANIMALS


照 明

光は各種動物の生理、形態および行動に影響する。考えられる光ストレッサーには、不適切な照明時間、照度、およびその光のスペクトルがある。数多くの要因が動物の光に対するニーズに影響し、適切な照明レベルを動物保管室に確立するときに考慮しなければならない。これらの要因には、照度、暴露持続時間、光の波長、動物の光履歴、動物の色素沈着、概日サイクル中の光暴露時間、体温、ホルモン状態、齢、動物種および品種または系統がある。

多くの一般的に用いられている実験動物は、夜行性である。アルビノラットは他の動物種よりも光毒性網膜障害に感受性が高いので、室内照明レベルを決めるのに使われてきた。科学的研究に基づく、他の動物種の室内照度のデータがある。床上約1m、約325 luxの明るさが動物のケアにとって十分と思われ、アルビノラットにおいて光毒性網膜障害の臨床徴候を起こさない。そして、空室で床上1mで測定された400 luxまでのレベルは、アルビノ種における網膜障害を防ぐための管理が行われるならばげっ歯類にとって満足すべきであることがわかっている。しかし、個々の動物の光経験は光毒性に対する感受性に影響する;動物が育成された照度よりも130-270 lux以上明るいと、組織学的、形態学的および電気生理学的事実からある種アルビノラットにおける網膜障害の閾値に近いことが報告されている。指針の中には動物の位置における照度を40luxで推奨しているものがある。若いアルビノおよび有色マウスは成マウスよりも低い照度を好む。しかし、これらのげっ歯類を高い照度で飼育することによる網膜障害はほとんど可逆性である。このように、光毒性網膜症に感受性であることがわかっている動物には、ケージレベルでの明るさは130と325 luxの間になければならない。





引用情報は以上です。
長々とすみませんでした!
読んで下さった方には心からお礼申し上げます!!


「根拠がないから大丈夫」と言われてしまうよりは、
今の時点で問題提起になる材料だけでも集めておいた方が良いかなと思って書いてみました。


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