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Y7-2

Author:Y7-2
札幌市にある円山動物園のシンリンオオカミたちの様子の写真をメインに、主にオオカミについて書いています。
「オオカミってこんな表情もするんだ」と思ってもらえるような記事をあげていきたいと思っています。

※写真や文章の無断転載・使用はご遠慮ください


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2011.05.10    カテゴリ:  ジェイ&キナコ&ルーク 

   5月10日① キナコの巣穴のこと

5月10日の記事は長くなってしまったので2つに分けました。
すみません……

前半はキナコの「巣穴」についてです。

2011050914.jpg

5月9日。この浅い穴でキナコが出産したのは、
見ている側としては(去年から継続して見てはいても)本当に予想外の状況でした。

2011051001.jpg

確かに、5月に入ってもメインの巣穴がどこにあるのかまったく見ていてわからない状況でしたし、
出産前日にあたる5月8日の時点でも、
キナコは落ち着かなさそうに室内の産室、インターロッキングのところのベニヤ貼りの穴、
そして実際に子どもを産んだ浅い穴の3か所を頻繁に行ったり来たりしているものの、
その様子を見ていてもどこを巣穴として使うつもりなのかよくわからない感じでした。

2011051002.jpg

今年になってからのある時期、去年と同じ位置に突如おおきな穴?が出来たりしましたが、
キナコにとっては去年、2年間かけてこの場所に掘った巣穴
使用中に埋められてしまったという経験があるため、
「忌みごとがあった巣穴は同じ群れでは二度と使われない」という野生オオカミの法則に則るなら、
ここでの出産・育児はないだろうと考えていました。

オオカミは、一度作った巣穴は長期にわたって使い続けます。
……といっても寄生虫が湧いたりするのを防ぐため、
基本的には複数の巣穴をもち、状況に応じて使い分けているようですが。

オオカミが現在も分布している地域では、数百年にわたって使用されている巣穴も存在しているそうです。


以下、長くなりますので記事をたたみました。



巣穴と関連して、ちょっと出産直前の様子について書いておきます。

2011051003.jpg

(5月8日のキナコとジェイ)

8日のキナコはジェイの動向を非常に気にしていて、大きく避けて歩くような行動がみられていました。

2011051004.jpg

(同じく、5月8日夕刻のキナコ

しかし夕方になって、ジェイ・ルークとキナコとの間にちょっとトラブルのような事態が起き、
結果として、キナコの腹部をジェイが後ろから両手で抱えて引っ張る、という様子が観察されました。

その直後からキナコが陰部を気にして座り込み、しきりに舐めている姿が見られました。
ルークもキナコに近づくと陰部のにおいを盛んにかいでいるようでした。

しかし、この時点では、
キナコの様子に見られた出産の兆候は、時折軽く身を震わせている、というもののみで、
まだ昨年見られていたような本格的な陣痛が始まっている様子でもなかったのです。

このことから、ルークの時と同様であれば生まれるまでにはもう少しかかるはず、と考えたため、
9日の朝に来て「既に生まれた」と聞いた時は驚いたものです。

2011051005.jpg

この経過を見ていて、ジェイが腹部に圧力をかけた拍子に、何か出産が促される状況を生じてしまい、
しかしジェイが同じ空間でうろうろしている状態では、
キナコは産室へもベニヤ囲いの穴の方にも向かえず、やむなく浅い穴で産んだのではないか?とも考えました。

……では、今年は様々な「事故」が重なった結果、
キナコはやむなく浅いくぼみで仔オオカミを産んでしまったのでしょうか?


しかし、色々な記録を見てみると、
厳しい気候環境で生活している野生のオオカミでも、
穴と呼べるほどの巣を掘らず、地面の浅いくぼみ程度の場所で産んでいる例も複数ありました。

例えば、最初は巣穴にこもったものの、人間がやってきてちょっかいを出してきたため、
臨時の浅い穴を別の場所に掘り、そこで子育てを行った雌オオカミや、
そもそも巣穴を掘らず、地上に軽く掘っただけの浅いくぼみや、倒木の間で育児が行われた例があったり、
倒した獲物の残骸の陰で出産が行われた、ということもあるようです。

また、必ず春先に生み落とされるオオカミの子どもは、
もともと寒さに強くあれるように、という機能を備えているようです。
(極端な例では、氷点下の気温で冷凍状態になってしまった仔オオカミ
冷蔵庫に入れておいたら解凍されて息を吹き返した例もあるとか)

オオカミが地面に掘る巣穴は、
「“暑さ”から仔オオカミを守るため」に使われるという一面も持っています。

そもそも「寒さ」に関しては、母オオカミは仔オオカミをお腹に抱きますが、
乳頭周辺は毛が抜かれていることもあり、密着していればとても温かいはずです。
そしてキナコは年齢のせいもあり、まだふかふかの冬毛をまとっています。
シンリンオオカミの冬毛と言えば、冬場はマイナス二桁になろうが、これだけでしのげるような代物です
プラス一桁ではあっても、この時期の気温はキナコにとってはときには暑いと感じるくらいのはず。

ということで、今年の円山動物園のシンリンオオカミは何故巣穴にこもらず出産したのか、
という疑問については、
もしかしたら、今年の寒冷な気候であれば巣穴にこもらなくても大丈夫、
とキナコが判断した可能性もあります。

事故の結果や「やむを得ず」ではなく、むしろキナコが「望んだ結果」だったのかもしれません。


こればかりはキナコの内実がわからないので何とも言えませんが……


それでも9日に見た限りでは、ジェイもルークもうまく遠ざけられており、
キナコは自分だ定めた居場所で静かに眠れているように見えていました。

しかし、翌10日の朝、
動物園に到着する前に、先に到着していた方から「巣穴を移動したみたい」と一報が。



移動した先は、同じくスロープにある、ベニヤ貼りのこの場所。


そして着いてみてびっくりしたのは、
昨日キナコが仔オオカミを抱いていた場所のすぐ上にこんなものが突き出ていたこと……

2011051007.jpg

↑5月10日の壁面。

昨日はこんなの無かったのになー

↓5月9日の壁面。

2011051006.jpg

これが付けられてキナコが移動したのか、付けられる前に移動したのかはわかりませんが、
以前、飼い犬の子育てを見せてもらったときに、その飼い主さんから、
子育て中のイヌは、野生動物と同じで頭上から巣のぞきこまれることをとても嫌がるから、
産箱の中は覗かないでね、と注意されたことがあります。

この説が真実なのであれば、
今年は仔オオカミが自走を始めるまでは、
キナコがこの場所に戻ってくる可能性は少ないのではないかと思います。

オオカミに限っても、
「母オオカミは何か周囲に異常を察知すると即座に巣穴を移動する」と言われるものですし。


しかし、過ぎたことは過ぎたことです。先を見つめなければなりません。

キナコは5月10日、11日と、何かあれば巣穴から出てきていましたが、
ひょっこり出てきてはぴゅっと帰ってしまうのが常でした。

見ている限りで、巣穴の入り口付近で伸びをしたり
横になって休もうとしている(すぐに立ち上がってしまいましたが)姿を確認できたのは11日になってから。

これは、去年も短時間でも横たわって休む姿を見られるようになったのは出産後2日たってからだったので、
前回と同様のペースで落ち着いてきているのだと思います。

2011051008.jpg

2010年5月14日

2011051009.jpg

2010年5月15日

2011051010.jpg

2010年5月16日


今年は色々あって大変そうだけど、頑張れキナコ!


前半はとりあえずここまでです。


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