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Y7-2

Author:Y7-2
札幌市にある円山動物園のシンリンオオカミたちの様子の写真をメインに、主にオオカミについて書いています。
「オオカミってこんな表情もするんだ」と思ってもらえるような記事をあげていきたいと思っています。

※写真や文章の無断転載・使用はご遠慮ください


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2011.03.06    カテゴリ:  ジェイ&キナコ&ルーク 

   3月6日のシンリンオオカミたち

なっかなか群馬の面々の紹介まで辿りつかないなぁと思っていたら、
本日、新たに円山のオオカミたちに動きがありました。

ちょっとこっちを先に書いてしまいたいので、
申し訳ないですが、群馬のゼットンファミリーの紹介はさらにもうちょっと遅れます


2011030600.jpg

ただいま恋の季節真っただ中のキナコジェイ

IMG_3296.jpg

2011年に入り、キナコの発情出血が確認され、
2月末には無事にキナコジェイの交尾が見られたという第1報が届きました。

しかもその時点で、昨年中には一度も確認できなかった結合まで見られた、
という想定外の情報もあり、安心するやら驚くやら。

しかし、オオカミもヒトもこれからが大盛り上がりと思ったのも束の間、
何故か初日以降鎮静化してしまった円山のシンリンオオカミ夫婦。

2011030612.jpg

2頭で寄り添うことは寄り添うのですが、昨年度の恋の時期と比べると全く様子が異なります。


何かあったのか?!と様々な憶測が飛び交いましたが、
昨年度の2頭の恋を見ていると、その雰囲気にも高低がありつつ2週間ほど続いていました。

そのため、オオカミ仲間の間では、
まだ2週間くらいは期待していても大丈夫、と望みをかけていたところでした。


そして、昨年の2頭の恋がピークを迎えていた日付が近付く中、
今日、今度こそ無事に2頭の交尾と結合が確認されたという情報が入りました。

……実は今日は午後いっぱい学校にいる予定だったのですが、
周囲に事情を話して、土下座する勢いでひたすら謝り倒して円山へ行っていたり。
こういうとき周りにオオカミマニアだと知られているとちょっと楽だったりします(笑)

しかし、実際に見るまでは、昨年中は一度もうまくいかなかった2頭の交尾が
今年はなぜうまくいっているのかが本当に謎でした。

2011030601.jpg

そしてまた、3月に入ってからは3日に一度様子を見に行っていたのですが、
そのときに調子に乗りまくって両親の間に割り込むルークの様子を見ていたこともあって、
あの暴れん坊が何をしているのかも気にかかりました。

2011030602.jpg

子育てを終え、再び恋の季節を迎えて群れの繁殖ペアという位置についた両親が、
それまでは甘やかし放題だった前年生まれの仔オオカミを厳しくしつけなおす!
という話は各方面から教えていただていたのですが、
ルークに甘々なあのジェイが、果たして本当に厳しく出られるのか?と甚だ疑問だったのも事実です(笑)


今回のオオカミたちの恋の季節は
前後の様子をまったく追えていないのでブツ切り感満載ですが、以下に本日の様子をお伝えしようと思います。


※ここから先にはオオカミとイエイヌに関する繁殖学的な情報、画像を載せてあります。
そういうものは読みたくない・見たくないと言う方は、以下には進まないようにお願いいたします。
ここから先の画像の色が普段と違い、画像も荒いのは今日の手持ちがコンデジのみだったためです。
円山に行く予定は皆無だったため服装も街仕様で、寒さにちょっと泣きそうでした。

でも、さんざん無理をして行ったことに報いてくれるだけの収穫はあったと思います。


さて、まずは円山の暴君・ルークの扱いがどうなっていたか。

2011030603.jpg

……あの暴れん坊がすっかり小さくなり、
容赦ない勢いで牙を剥き、飛びかかってくるジェイからほうほうの体で逃げ回っていました。


いやあびっくり。
ジェイがちゃんと下位の個体(といってもこの場合はルークだけ)を威圧できる
アルファに見えたのって今回が初めてじゃないでしょうか(笑)


ジェイの行動変化を細かく書いていくと、
まず、たった2日前とは打って変わってキナコの側を離れようとしません。

去年の追尾ともかなり違う感じです。
去年のジェイキナコの後ろに従って歩く、という形でしたが
今年はぴったり横に並んで歩いています。

そして、かならずルークの視線がキナコに届くのを遮るような位置につきます。

2011030605.jpg

ちょっとでもルークが寄ってこようとすると、
キナコをかばうような位置について、毛を逆立て、目でルークを一睨み。

オオカミが故意に相手に目線を合わせようとしているときは
強い威嚇や誇示、挑戦などの意味を持ちます。

この場合は「これ以上キナコに近付くな」というルークに対する警告でしょう。
ガラス面の直前にいて逃げ場のないルークは、
ジェイに襲われないようひたすら縮こまり、自分を小さく無害に見せかけてやり過ごすしかありません。


広い場所であっても、ルークがうっかりちょっとでもキナコに近付くと
ジェイがすっとんで行って
警告なしで噛みつき、時にはそのまま勢いを殺さずに1回転させて上から抑え込みます。

なのでルークはジェイが向かってこようとした時点で泡を食ってUターン、
そのまま駆け去ろうとする様子が多かったです。


しかし、ここで問題なのは、
「キナコからルークの方に近づいていった」場合でも、ジェイはルークの方を追っ払おうとする点です。

一度など、穴掘りに夢中になっていたルークにキナコが接近し、
ルークは母の接近に気付けずにいたと思うのですが、
その場で訳もわからないままジェイに転がされて悲鳴を上げていました。


当然、見ているお客さんからは大ブーイングです。
ジェイはDVの容疑をかけられ、ルークに多大なる同情票が寄せられていました。

でも、良く見ているとわかると思うのですが、
ジェイは「ルークをキナコのそばから追い払うこと」が目的で
突進して突き倒したりひっくり返して押さえつけたりと派手な動きは見せますが、
その実まだ本気で噛みついてはいないんですよね。


2011030604.jpg

また、ルークも
ジェイから逃げられないと悟ると即座に仰向けに転がって甲高い悲鳴をあげ、
自分がまだ子供であることを盛大にアピールするので、ジェイもすぐに牙を離します。

そして、ジェイの態度が変わってからこのときまでに有効な振舞い方を心得たようで、
ルークは一度ひっくり返ったら、キナコとジェイが立ち去るまでお腹を見せたまま起き上がろうとしません。

うんうん。賢い賢い。

それにしてもこういう行動は、だれに習うでもなく生まれた時からすべてのオオカミが持っているのでしょうか。



一方、ジェイが必死にルークをキナコに近づけないようにしているのには訳があります。

イヌ科の動物は、基本的には年に一度だけメスがオスを受け入れ、交尾が可能となる期間を持ちますが、
念頭に置かなければならないのは、
その期間の中であっても、「受胎が可能な時期」はまた別だということです。

特にオオカミの場合、
繁殖ペアのオスは相手のメスの「交尾が可能な時期」と
「受胎が可能な時期」を見分けているのではないかとも言われています。

※「交尾が可能な時期」は、平均5日~20日ですが、「受胎が可能な時期」はそのうちの3~4日だけであり、
さらに卵子の受精能保有期間はわずか48時間だけだとも。

今回、キナコが2月末から受け入れOKのサインを出すようになっていたのに
ジェイが今日まで反応しなかったのは、この能力が働いたためではないかという推測もあります。


何故そのような能力を持つ必要があるのかというと、
(以下はイエイヌの繁殖に関して広く知られている話ですが)
イエイヌのメスでは、受胎可能な時期にもし複数のオスと交尾すると、
複数のオスの子どもを同時に妊娠することが可能ということが分かっています(「同期複妊娠」と呼ばれています)

オオカミの同期複妊娠については事例を見つけられていませんが、
イエイヌと同じく多胎動物であることは間違いないため、おそらく同じ現象が起こると思います。

つまり、繁殖ペアのオスにとって、メスの受胎可能な時期に複数のオスと交尾されてしまうと、
自分の子どもではない子供が生まれてしまう可能性がある、ということになります。

※多くの一般向けの書籍やネット上の情報に
「オオカミは厳格な一夫一婦制で群れを作り、一生を過ごす動物である」という記載がみられますが、
これはかなり古い時代の情報で、実際には生き物らしく
かなり多様な生き方をしていることが明らかになってきています。


そのため、群れの繁殖ペアとなったオオカミのオスは、
メスが交尾を受容している期間の中から、さらに受胎可能な期間を見分け、
そのあいだだけ、他のオスを寄せないようガードについている必要があるのだとも言われます。

この間は食事や睡眠もそっちのけでメスに貼りついて交尾を繰り返すことと
同時に他のオスを牽制し、追い払うことに専念するそうです。

もしこれをメスが交尾を受容している10日~20日のあいだ繰り返すことになると、
さすがのアルファオスと言えど疲労で倒れてしまうと思いますが、
受胎が可能な時期にあたる3~4日をしのぎ切ればいいのであればまだ現実性があると思います。


2011030607.jpg

そして今日、ジェイもそんな状態に入っているのではないかと推測される様子を目にしました。

↑の写真は、おやつに投げ込んでもらった豚足を食べようともせずに
キナコのそばでじっと待ちの姿勢に入っている様子です。

投げ込まれた当初は追いかけるそぶりも見せていましたが、
ルークがジェイの分も含めた2個の豚足を持ち去っても、いつものように焦ったり途方にくれたりせず、
キナコについていってその側に座ることを選んでいました。

キナコにちょっかいをかけて豚足をくすねようという様子もかけらもありません。


……ジェイ、大人になったねぇ。
去年はまだ、恋の季節にもかかわらず奥さんと肉の奪い合いを繰り広げていたのにね(笑)


2011030608.jpg

キナコのそばに座ったまま、時々耳を動かして周囲の様子を探ります。

特に画面左上の定位置にいるルークの方によく耳が向いているように思いました。


2011030606.jpg

そんなこんなで、おそらく今日一日でさんざんな目にあわされたルークは、
父と母がすぐ眼下で楽しそうな雰囲気を作り出していても
「触らぬ神にたたりなし」とばかりに目を閉じて極力見ないようにすることにしたようです。

2011030609.jpg

そしてめでたくゴールインできたお二人。


今日の日中は3度の結合が観察されました。

そのうち1度目は午前中だったらしく、
見ていた方のお話では気付いてから15分ほどそのままの状態だったそうです。


その情報を受けて、私がダッシュで円山まで駆け付けたのが14時過ぎ。
そこから閉園までいろいろ細かいデータは取っているのですが、
まだ未検証なのでこの場ではとりあえず大事なところだけ。


2度目の結合が見られたのは14時50分頃。

そこから結合状態は20分~25分未満程度続きました。
最後の方はキナコが離れようとしてしまって大変なことになっていましたが……

2011030610.jpg

一方のジェイは何だかやたらとリラックスしている様子でした。


それにしても、何故オオカミやイエイヌの交尾はこんなに長い時間が必要なのでしょう。

この点について、実はいまだに正解は明らかになっていないそうです。

無防備な状態なので頭を前と後ろに向けて死角を作らないためだとか、
他のオスが交尾をするのを防ぐためだとかいろいろな説がありますが、
もっと効率を良くしようと思えばできたはずなのに、
なぜこの形を残して進化してくる必要があったのか、という部分を解明できた例はないのだとか。


2011030611.jpg


そして3度目の結合が見られたのは、16:30過ぎでしたが、
このときは、とある「事故」で、4~5分という短い時間で離れてしまいました。

しかもかなり無理やり離れた感じだったので
(特にジェイが激しく動いてキナコを引きずるような状況でした)、
2頭が怪我を負っていないかが心配でしたが、その後閉園まで見ていた限りでは大丈夫ではないかと思います。



今日観察できたオオカミたちの大まかな様子はこんな感じでしょうか。

結合がみられたからといって必ず仔オオカミが授かるとは限らないのが苦しいところですが、
(それを考えるとルークは本当に奇跡の仔だと思いますが)
去年に比べると、格段に落ち着いた状態で結果を待つことができると思います。

去年はすべてが不確かで、本当に苦しかったですから……


そしてジェイの様子が去年とは大きく違うので、この後どうなっていくのかちょっと予想がつきませんが、
また時間があれば様子を伺いに行きたいと思います。

とりあえず、今日はここまでで失礼します。


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