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Y7-2

Author:Y7-2
札幌市にある円山動物園のシンリンオオカミたちの様子の写真をメインに、主にオオカミについて書いています。
「オオカミってこんな表情もするんだ」と思ってもらえるような記事をあげていきたいと思っています。

※写真や文章の無断転載・使用はご遠慮ください


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2011.02.21    カテゴリ:  浜松市動物園 

   浜松市動物園・サンのこと

えーと、12月15日の富山市ファミリーパークの様子までは紹介していたと思うので、
あとは浜松、羽村、多摩、群馬ですね。


とりあえずは日付順で、静岡県にある浜松市動物園のヨーロッパオオカミたちの様子を。


この園では3頭のヨーロッパオオカミが飼育されています。

2010121400.jpg

上の画像では、手前がナッツ(♂、ベルギー生まれ)、奥がメイ(♀、ドイツ生まれ)です。

もう1頭、サン(♀、2005年多摩生まれ/浜松での呼称は「ミロ」)という個体がいるのですが、
私が尋ねたときは、午前中がメイ&サン、午後がナッツ&メイという交替制の展示となっていました。


事前の情報では、この園の3頭の関係は、ナッツとメイの上に「女帝」としてサンが君臨している、
サンがもうちょっと和らいでくれれば、ナッツとの繁殖も可能ではないか……と聞いていたため、
強すぎるサンに圧倒される2頭、という構図を想像して訪れた場所でした。

しかし、予想外の事態が展開されていて、最初はまったく理解が追いつかない状態に。


以下、畳んである記事にちょっと生々しい傷の写真があります。
苦手な方は開かないようご注意ください。
2010121401.jpg

サンの横顔。

多摩のオオカミたちに会った今になってみると、
しっかりと多摩オオカミ(というか実父のロボ)系統の顔だなぁとわかる顔立ちをしています。

しかし、

2010121402.jpg

正面から見ると、鼻面に結構深そうな傷跡が。
良く見ると目元や頬などにも跡があります。

そして、これだけではなく全身にまだ肉がのぞく生々しい傷跡がたくさんありました。

さらに、というか何よりも衝撃だったのは、

2010121403.jpg

メイが側に寄ってきただけで小さく委縮するサン。

2010121404.jpg

尾を巻き込んで、小さく目立たないように身体を丸めてこそこそと移動するこの姿は、
オオカミの群れの最下位、オメガと呼ばれる位置のオオカミの行動そのものです。

「女帝」とまで呼ばれていた過去の情報からは想像もできない様子に唖然としていたのですが、
職員さんが事情を説明してくださいました。

簡単に整理してみると、

「前まえから、サンには、メイやナッツに身体をぶつけるという行動(「癖」とも言われていたような)が
あった。」→「身体をぶつけられるとメイやナッツは委縮してしまう。特にメイがまったく自信を持てない
様子だった」
→「メイに自信をつけてもらうために、サンを暫く室内に閉じ込めた」→「ナッツはメイと仲が良いので
一緒に外で過ごさせるようにした」
→「メイの行動が自信のあるものに変わったころ、サンを再び外に出して一緒にした」→「メイもナッツも
サンに対して必要以上に委縮する様子は見られなくなった」

ここで、めでたしめでたしで終わればよかったのですが……

その後、ナッツとサンとの間に衝突が起こったとのことです。
年上のサンに対して、年下ながらも力のあるオスのナッツ。
1対1なら勝負の行方は分からなかったかもしれないですが、メイがナッツに加勢し、
2頭でサンを追い詰め、職員さんが気付いたときには、もうサンが怪我をしていて、
止める間もなかったとか。


直接観察はできていないので推測でしかないですが、
「身体をぶつける」というのは、上位のオオカミが下位のオオカミに対して
自分の地位を誇示するときに見せる行動だったのではないかと思われます。
テレビでオオカミ、イヌの行動について紹介するときや、
同じく書籍などでも良く紹介されているのですが、
オーソドックスな形では、
相手の真横に並び、肩をいからせ、首を相手につきつけるように寄っていくというものです。
横に並んだ際に体側部や腰などがぶつかるので、「身体をぶつける」ようにも見えると思います。

誇示された側が明らかに下位に位置する個体だった場合は、
耳を引き、尾を巻き込み、身体を小さくして声で哀願することで
歯向かうつもりもないことを表現することになると思います。
耳を伏せ、口を大きくを引いた表情をつくり牙を剥いて恐怖の感情を見せることもあるようです。


浜松のオオカミたちの行動が実際にはどのようなものだったのか、今となっては知ることはできませんが、
もしもこの推測に近い状況だったのであれば、ある意味サンとナッツ、メイの間では
サンを最上位に置いた状態でバランスがとれていたのではないかとも思います。


しかし、私が訪ねた時点では、すでにその闘いも過去のことになっていて、
サンはリハビリ中だということでした。

ただ、まだナッツとサンの間の緊張状態は緩和されていないようでもありましたし、
それだけではなく、サンとメイの間の関係も不思議なことになっていました。

写真で示したように、サンはメイが近付いてくると即座に委縮して完全な服従の態度を見せるのですが、
だからといってメイがサンを下位とみなしているような感じでもないのです。


メイの様子はまた別に紹介しますが、マースばりに耳が寝ていることの多い個体でした。
起きているときは動きも視線もうろうろオドオドと落ち着かない印象を受けました。

また、用を足すときも、尻尾も腰も落としてしまいますし、
雨が降り出しても、雨をしのげる木の下の位置はサンが占め、
メイは人止め柵の付近をうろうろしたり、吹きさらしの地面に丸まったり。
(ナッツが屋根がある地面の穴を占領していたので、一番良い場所を占めているのは彼のようです)


ここのオオカミたちの関係性がいったいどうなっているのかは、
さっぱり読めない、というのが正直なところでした。
……たった1日2日の観察で何が分かるはずもないと言われてしまえばそれまでなのですが。


これから先、そのうちまた機会を見て3頭一緒にしてみる、と職員さんは仰っていましたが、
サンについてはもう一点心配な点があるのです。

2010121405.jpg

実は、下顎の牙が何故かまったくなくなってしまっていました。

滞在中、まともな位置で口をあけている状態を拝めたのは一度きりだったのですが、
上顎の犬歯については、すり減ってはいますが残ってはいるようでした。

ただ、サンはまだ7歳ですし、普通の状態でここまで完璧に摩耗することは考えられないと思います。

オオカミの顎の構造では、主に動くのは下顎です。
獲物に牙を打ち込んだり、肉を切り裂いたりするために必要な構造ですが、
今後は闘争の上でも、第一の武器が使えないとあっては非常に不利な状況に置かれてしまうのではないか
とも思うのです……


12月に回った動物園の中では、ここが一番今後の動向が(心配する方向で)気になる場所となった気がします。

既に訪れたのは2カ月も前のことで、今は早くもオオカミたちの恋のシーズン真っただ中。

また何か動きが起きているかもしれないとも思うのですが、
なかなかオオカミ情報が入ってこないという静岡県。

どなたか通りすがりにオオカミたちの様子を見た、という方がいらっしゃいましたら、
彼らの近況など、知らせていただけると嬉しかったりします。



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